プレミアムドラマ 贋作 男はつらいよ
1月5日 スタート NHK BSプレミアム 毎週日曜 午後10:00~午後10:50
キャラクター紹介
- 車寅次郎(桂雀々)
東大阪の石切参道にある老舗の甘味処「くるまや」の後継だったが、亡父の三十三回忌にふらりと帰ってきて、平穏そのものだった「くるまや」の日常を一変させる。学生時代に親を亡くし、叔父の竜造夫婦に妹のさくらを預かってもらうため、自分まで世話になっては迷惑をかけると家を出て以来35年、家に帰らずフーテン暮らしをしていた。 - 諏訪さくら(常盤貴子)
寅次郎の妹。小学校の頃に両親を亡くし、家を出て行ったもまま連絡もない寅次郎をずっと待っていた心優しい女性。叔父の竜造夫婦に育てられ、自宅裏の印刷工場で働いていた博と結婚。息子の満男が生まれる。「くるまや」で竜造らを手伝っている。 - 車竜造(綾田俊樹)
寅次郎の叔父で、「くるまや」6代目主人。兄・平造の死後に店を引き継ぎ、夫婦でさくらを引き取り育て上げた。「アホやなぁ」と言いながらも、寅次郎のことを温かい目で見守る。 - 車つね(松寺千恵美)
寅次郎の叔母。昔ながらの関西の元気なおばちゃん。竜造と一緒に「くるまや」を支え、さくらを育ててきた。感情豊かで、実の母親のように寅次郎に愛情を注ぐ。 - 諏訪博(北山雅康)
さくらの夫。「くるまや」の裏にある印刷工場で働く。さくらとは恋愛結婚。寅次郎に対しては「お兄さん」と呼び、謙虚な態度で接する唯一の存在。 - 住職(笹野高史)
「くるまや」をはじめ、石切の人々から親しみを持たれているお寺の住職。人格者で、幼い頃からの寅次郎を知るよき理解者。
出演者
桂雀々/常盤貴子/綾田俊樹/松寺千恵美/北山雅康/笹野高史 ほか
スタッフ・音楽
原作:山田洋次/脚本:山田洋次/脚本:朝原雄三/演出:朝原雄三/演出:石川勝己/プロデューサー:岡村紘野/制作統括:内藤愼介/制作統括:斎藤寛之/制作統括:高橋練
概要
山田洋次による“贋作”で、大阪に寅さんがよみがえる。桂雀々が関西弁の寅さんに
山田洋次監督、渥美清主演の人気映画シリーズ「男はつらいよ」が、舞台を大阪に変えて現代によみがえる。主人公のフーテンの寅さんこと車寅次郎を演じるのは、関西の落語家・桂雀々。寅さんに扮して注目を集めた落語会「桂はつらいよ」で、その風貌が寅さんに似ていることから、山田監督自らが新しい寅さん像を着想した。常盤貴子演じる寅さんの妹・諏訪さくらのほか、綾田俊樹、松寺千恵美、北山雅康、笹野高史らが出演し、全員大阪弁で話す上に現代の設定に置き換えられた物語が展開する。原作と共同脚本を山田監督自ら手掛け、「贋作」をうたいつつ、本物の本物による「贋作」であることが一番の見どころ。
記者会見情報
NHK BSプレミアムの「プレミアムドラマ 贋作 男はつらいよ」の取材会に、主演の桂雀々と共演の常盤貴子が参加した。同作は、山田洋次監督、渥美清主演の国民的映画シリーズ「男はつらいよ」を、山田監督の脚本で大阪を舞台に移して展開される連続ドラマ。車寅次郎を演じる雀々は、「物まねをする人はいるけれど、寅さんの雰囲気を出せる人ということだけで私が選ばれ、心配と不安材料しかない中でクランクインしたが、自分なりの寅さんで撮影を終えられた気がする」と報告した。寅次郎の妹・さくら役の常盤は、「お兄ちゃんの味方だと思ってクランクインしたので、『雀々さんのことは私が守る!』という気持ち。NGが続いても構いません、と思った」ときっぱり。雀々は「ほかの方の時はテイク2くらいで終わるのに、僕が入るとテイク24くらいになる。そんな時に一番支えてくれたのは、常盤貴子さん演じるさくらさん」と感謝しきりだった。
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自分なりの寅さんで撮影を終えられた気がします(桂雀々/車寅次郎)
寅さんの物まねをする人はいるけれど、寅さんの雰囲気を出せる人ということだけで、知名度も演技力もない中で私が選ばれました(笑)。心配と不安材料しかない中でのクランクイン。心の余裕がなく、撮影中は笑うこともありませんでした。ほかの方の時はテイク2くらいで終わるのに、僕が入るとテイク24くらいになる。初めての経験でしたが、共演者たちに支えられ、みんなにご迷惑をかけ、ようやく乗り切った感じがあります。一番支えてくれたのは、常盤貴子さん演じるさくらさんです。落語家という仕事は1人でやるもので、ドラマのような共演者というものはないんですが、今回は共演者というよりも家族ぐるみという気持ちでクランクアップできました。いい経験といい勉強をさせてもらいました。演じる上では、ベースは寅さんでありながら、自分らしさを出さなければいけないという葛藤がありました。プレッシャーはすごくありましたが、だんだん慣れてきて、渥美さんでなく自分なりの寅さんで撮影を終えられた気がします。撮影前に映画を見直しましたが、一視聴者になって改めて見て、これを僕がやるのか、断っておけばよかったと後悔しました(笑)。
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「雀々さんのことは私が守る!」という気持ちでした(常盤貴子/諏訪さくら)
大事に思っている方がたくさんいる国民的映画にもかかわらず、それを山田洋次監督自らが贋作を作ろうとしてくださる心意気に、芸術家らしさを感じました。ただ、さくらを演じることについては、なんて恐れ多いことをしてしまったのだろうという気持ちもありました。でも、山田監督が名作を贋作で作ってみようと思われたことがうれしくて、それに乗りたいという思いが強かったです。それに、さくらを研究したいところもあって、演じることによって分かることもあるので、倍賞千恵子さんを研究する素晴らしい機会だとも思いました。演じてみて、“だから面白いんだ”ということも分かり、納得できました。撮影は宝のような時間でした。「寅さん」は、平和で安心して見られる、家族全員でゲラゲラ笑えるすべてが詰まった面白い映画。今回の贋作をきっかけに、家族で正月に公開されるシリーズ50作目の映画を見てもらえたらうれしいです。さくらという役柄もあって、今回は何があってもお兄ちゃんの味方だと思ってクランクインしたので、「雀々さんのことは私が守る!」という気持ちでした。撮影でNGが続いても、「私は構いません」と思っていました(笑)。



